ワコールのCW-Xジェネレーターモデルと、ミズノのバイオギア9000
どちらも優れた機能性着圧タイツですが、両スポーツタイツを比較し、その違いを明らかにした上で、購入を検討している方の参考になるように詳細に書いていきますので参考にして下さい。
ワコールCW-Xジェネレーターモデルの特徴
・CW-Xスポーツタイツのフラッグシップモデル
・テーピング機能によって機能的に下半身をサポート
・CW-Xスポーツタイツの中では最もサポート個所(股関節・腰・お尻・太もも・ひざ・ふくらはぎ)が多く、着圧が強い
・段階的着圧設計によって血流を促進
・メジャーリーガーのイチロー選手が愛用
ミズノBG9000の特徴
・ミズノBGシリーズ最軽量
・BGスポーツタイツの中では最もサポート個所が多く、履き心地は快適
・ほぼ縫い目のない製法により、肌ストレスが少なくリバーシブルで着れる
・サッカー元日本代表の本田圭佑選手が愛用
“]CW-XジェネレーターモデルとミズノBG9000を6つの項目で比較しました
特徴や違いを分かりやすくお伝えするために、両タイツを1年以上に渡って使用した体験談を元に、6つの項目に絞ってそれぞれの特徴を取り上げて比較しました。
項目は以下の通りです。
- サポート力(ケガ予防)
- パフォーマンス
- 履き心地・肌触り
- デザイン
- 価格
- 人気・知名度
人気のスポーツタイツにはどのような違いがあるか?続きをどうぞ!
ジェネレーターモデルとBG9000をサポート力(けが予防)で比較
CW-Xタイツの特徴であるテーピング構造は、下半身の中でも弱いとされる膝へのサポート力が強く、とても安心感があります。
伸縮の少ない生地が膝をクロスするようにサポートし、そのままお尻、腰へとまるでテーピングを程kしているようにサポートが連なっていて、やや窮屈さはあるものの、その分安心感は高い造りになっています。
対してBG9000のサポートは生地の伸縮性の違いによりサポートを作り出す構造。
伸縮の必要な個所は伸びる素材を使用し、そうでない個所には伸縮の少ない生地を使用しています。(CW-Xではレボリューションタイプがこれに当たる)
縫い目を使わずに伸縮性の違いを実現している技術はスゴイなと思いますが、ケガの予防に関してはCW-Xの方が手厚いと言って良いでしょう。
CW-XジェネレーターモデルとミズノBG9000をパフォーマンスで比較
CW-Xは股関節と膝のサポートをベースに着圧機能によって体幹を安定させる効果があります。
ジェネレーターモデルは股関節、膝はもちろん腰とお尻までの完全フルサポートしているからか、あちこちを締め付けられている感じが強く、安心感は感じるのですがその反面着圧感が重く感じられます。
動きを制限される訳ではありませんが、ベースになる生地とさらにその上にテーピング生地を合わせると、タイツが下半身を覆っているため決して軽いとは言えません。
対してミズノBG9000はとにかく軽く、CW-Xと比べると違いは歴然です。
履き心地はキツ過ぎずサラサラと快適で、下半身全体をピッタリと柔らかくサポートされる感じがあります。
それでいて疲労に繋がる余計な筋肉の動きを制限してくれるため足がスッと上がりやすく、また疲労軽減効果も感じます。
CW-XジェネレーターモデルとミズノBG9000を履き心地・肌触りで比較
CW-XジェネレーターモデルとBG9000の最大の違いは履き心地でしょう。
ジェネレーターモデルは伸縮性はもちろんありますが、生地に厚みがあります。
特にテーピング構造による補強されている部分はそれなりに強く引っ張らないと伸びない素材です。
対してBG9000は軽くて薄い生地と縫い目を作らない製法によって、軽く引っ張るだけで生地が伸縮します。
触り心地は比べようもないほどBG9000がサラサラで快適。
BG9000の肌触りは特筆ものですが、残念なのはそのサラサラ度合いが強い余り、しばらく履いているとタイツがずれてくることでしょうか。
長時間の着用になると、何度もタイツを引っ張り上げる必要があるため、煩わしく感じるかもしれません。
履き心地の快適さではミズノBG9000の方が圧倒的に良いですが、サラサラが故にタイツのずり下がりが避けられないのが残念です。
履き心地に関してのCW-Xスポーツタイツの中での対抗機種としてはCW-Xジェネレーターモデル、レボリューションタイプがあります。
サラサラ感はミズノほどありませんが、CW-Xタイツの中では最も軽く、履き心地の良い機種で、ミズノのようなずり下がりもありません。
CW-XジェネレーターモデルとミズノBG9000をデザイン・バリエーション(カラー含む)で比較
ジェネレーターモデルはCW-Xの中でも多くのカラーバリエーションがあります。
地味なものからラインが虹色になっているもの。和風カラーも発売されていて、オシャレに履きこなしたい方には嬉しいバリエーションの豊富さです。
またジェネレーターモデルにはレボリューションタイプというモデルがあって、機能はジェネレーターモデルそのままに、生地の伸縮パターンを変えることによって履き心地をアップさせたものもあり、こちらも人気があります。
BG9000はCW-Xほどのカラーバリエーションはありませんが、その代わりタイツがリバーシブルとなっていて、表と裏の2パターンのカラーが楽しめます。
カラーはシンプルなブラックと、サイケデリックな感じのデザイン。
どちらを表にしても機能が損なわれる心配はなく、その日の気分で2パターンのカラーを楽しめるよう設計されています。
バリエーションの多さでは圧倒的にCW-Xですね。
CW-XジェネレーターモデルとミズノBG9000を価格で比較
CW-Xジェネレーターモデルの通常販売価格は¥18,360
BG9000の通常販売は¥16,200
定価ではミズノBG9000が若干安いですね。
では実際の販売価格はどうでしょうか?
大手通販サイトのAmazonと楽天市場で販売されているそれぞれの価格を調べてみました。
<価格比較> | Amazon | 楽天市場 |
CW-Xジェネレーターモデル | ¥12,849 | ¥12,849 |
BG9000 | ¥11,340 | ¥11,320 |
どちらも通常販売価格より約30%ほど安い結果となりました。
やはりスポーツタイツを購入するなら大手通販サイトを利用するのがお得のようですね。
CW-XジェネレーターモデルとミズノBG9000を人気・知名度で比較
スポーツ用着圧タイツのパイオニア的存在はCW-Xです。
私の周りのスポーツタイツを履いている人の中で、最も人気なのもCW-X。
特にランニングを趣味にしている方(ガチ勢含む)にはCW-Xのファンが多いようです。
私の友人にCW-Xを選んだ理由を聞いてみたところ、
「脚のラインが綺麗に見えるから」
と言っていました。
どちらも似たような性能のタイツであれば、女性なら美しく見える方を選ぶのは当然ですよね。
CW-XジェネレーターモデルとミズノBG9000の比較まとめ
CW-XジェネレーターモデルとBG9000の比較した結果をまとめると…
CW-Xジェネレーター | BG9000 | |
ケガの予防 | サポート力高い | サポート力ほどほど |
パフォーマンス | やや硬さ重さあり | 動きやすい |
履き心地 | ややごわつく | サラサラゆえにずり下がる |
デザイン | カラバリ多い | リバーシブル |
価格 | 12,000円台 | 11,000円台 |
人気・知名度 | 業界NO1 | 比較にならず |
以上のようになりました。
あるスポーツメーカーの方からは、CW-Xのコンセプトは「ケガの予防」がメイン。
BG9000のコンセプトは「パフォーマンスUP」がメインと聞いたことがあります。
確かにそういう傾向があるかも知れませんね。
どちらのスポーツタイツも基本的な性能は十分クリアしていますので、当記事がスポーツタイツ選びの参考になれば嬉しいです。